沖縄の方言ことわざは面白い!「昔言葉」は「黄金言葉」

ビジネスシーンでも使える昔言葉

次に紹介するのはビジネスや何かを勉強する時に役に立つことわざです。

沖縄出身の方と仕事をする機会があれば、使ってみると仲良くなれるかもしれませんよ!

『かぁーみぬ くぅー やか とぅしぬ くぅー』(亀ぬ甲やか 年ぬ甲)

日本のことわざで類語は「亀の甲より 年の甲

【意味】

長い人生を生き抜き、様々な人生経験を積んだ年長者は、豊富な実体験を元にした実のある知識を持っている。

未熟な若者たちにとってそのアドバイスは、的確で尊くて、人生における明確な道しるべとなるであろう。

【解釈】

この昔言葉はほとんど「亀の甲より 年の甲」と同じ意味ではないでしょうか。

どんなに学問を学んで会社に入ったとしても、仕事を長年してきた人には敵わないということですね。

なので初めのうちは、とにかく経験を積むというのが何より大事なことではないのでしょうか。

わたしの話になりますが、東京にいた頃に勤めていた会社に、早稲田卒の新卒の男の子が入ってきました。

当初、早稲田卒という学歴にビビりましたが、「亀ぬ甲やか 年ぬ甲だな」と思い直し、彼に指導していました。

すると彼はあっという間に仕事を覚え、1ヶ月も立たないうちに、わたしを超えていったのです。

入社3年目のわたしを超えていったのです。

「亀ぬ甲やか 年ぬ甲」が効かないパターンかと思ったわたしは、家に帰るとこっそり泣きました。

これは悪いパターンですが、「亀ぬ甲やか 年ぬ甲」

とても良い昔言葉だと思います・・・。

『あわてぃーるなかー うちちき』(慌てぃーる中ー 落ち着き)

日本のことわざで類語は「急がば回れ

【意味】

焦って慌てては、冷静さを欠いているために、かえって失敗してしまうことになる。

急いで慌てそうな時ほど、落ち着いて一呼吸入れてから、適切な判断をするように心掛ける。

【解釈】

この昔言葉は本当に良いことわざで、仕事をする上でも教訓になると思います。

誰もが急ぎたくなる時ほど落ち着く。

近道を行きたければ遠回りしろ、ということでしょうか。

わたしにも経験があります。

会社に自転車で通っていた頃の話。

アラームをかけ忘れたわたしは寝坊をしてしまい、このままでは遅刻をしてしまうので、一か八かいつもとは違う道を通ることにしました。

順調に会社に近づくわたしは、「こんなに早いならいつもこの道から来れば良かった」なんて考えながら走り、余裕ぶっこいていました。

しかし会社が見えてきてから予想だにしないことが・・・。

会社の前には川が流れているのですが、どこを見渡しても橋がありません。

いつも反対側から通っていたので、てっきり橋があるもんだと思い込んでいました。

会社は見えていてすぐそこなのに、行けないなんて・・・一瞬、泳いで渡ろうかな、とも考えましたが、余計に時間がかかりそうだったので思いとどまりました。

時計を見ると後5分で始業時刻です。

そこでわたしは会社の上司に電話をして、近くにきてるけど川のせいで行けないアピールをして、遅刻しても怒られる被害を最小限に抑えようと考えました。

電話を掛けて事情を話すと、上司は窓を開けてこちら見渡し、わたしに気づいて言いました。

「え?てゆうか、そこの細道行けば橋があるけど。」

わたしは驚いて電話を切ると、急いで細道を行き、橋を渡って会社に滑り込みました。

そりゃもう、高校球児のダイビングヘッドのように滑り込みましたよ。

・・・・・・・・・・・1分の遅刻でした。

その時わたしは思ったのです。

電話なんて余計なことせずに、橋を探し歩けば間に合っていただろうに・・・。

「慌てぃーる中ー 落ち着き」

なるほど、身にしみました。

『くびぬ んじちゅわどぅ じゅーん んじゅちゅる』(首ぬ動ちゅわどぅ 尻尾ん動ちゅる)

日本のことわざで類語は「頭が動けば尾も動く

【意味】

職場や学校などの世間一般において、リーダーの立場にある者は、率先して自分で行動を起こす立派な指導者でなければならない。

的確な言動と指示があってこそ、後に従う者たちは良い働きができる。

【解釈】

このことわざは確かにその通りだと思います。

リーダーがポンコツだと、下もそれなりにしかなりません。

ただ、もしかすると例外もあるかもしれません。

わたしの妹は現在4人姉妹の母親なんですが、昔から気性が荒い上に面倒臭がりで、何をするにも自分で動かずに、その下の妹や母親に命令して暮らしていました。

それは母親になっても変わらずに、子供は実家に預けっぱなしで、更にその子供達にもどんどん命令をします。

「ご飯入れてきて」「飲み物持ってきて」「肩痛いからマッサージして」などなどで、お前は王様か?と誰が見てもツッコミたくなるくらいの仕上がり具合です。

しかし、不思議なことに、子供達はとても立派なもんで、朝ごはんも作るし、率先して祖母の手伝いをしたり、誰に言われるでもなく勉強したり、とにかく素直で良い子達なんです。

親はすぐ怒るのに、子供達は朗らかで優しいのです。

最初わたしは、こいつが親で子供達の将来大丈夫か?と不安になりましたが、立派に育って行く子供達を見ていると、

これは逆に、母親がしっかりしてないからこそ、子供達はしっかりするパターンじゃないのか?と思うようになりました。

もしも、もしもの話ですよ。

妹がしっかり者でなんでもできる母親だったのであれば、子供達はそれに甘えてしまい、逆にグータラに育ってしまっていた可能性があるのでは?

現にわたし達の母はできた人で、なんでもやってくれたので、結果的にわたし達兄妹は三人共親に甘えるようなグータラとした性格になってしまいました。

なので、

「首ぬ動ちゅわどぅ 尻尾ん動ちゅる+(ただし動きすぎない)」という感じにするとより良いと思います!

勝手に昔言葉を書き換えてしまいましたが・・・そっちの方がしっくりきませんか?(笑)

「人間関係にまつわる昔言葉」へと続きます→

 

2件のコメント

masaさま
はじめまして。
沖縄在住の安富祖と申します。 
沖縄の言葉を方言で知ることができて、うれしいです!住んでいると当たり前になって
改めて知ろうとする事も少ないですが…という私は埼玉で生まれ育ち、両親はウチナンチューですが、微妙なアイデンティティを持って育ちました。埼玉では、沖縄人みたいに言われ、こちらに来たら、ナイチャー的な感じに言われましたが、今はどっちでもOKになりましたが笑
そんな経緯があって、俯瞰してどちらも見る事ができるのは、良かったと感じます。

時間がある今、沖縄の名言みたいのを調べていて、この記事を拝見しました。

特に、意地ぬんじらー、てぃーふいき
のもとになったお話は、興味深く、なるほどーと思いました。
言葉というのは、時代を超えて今に生きてるものなんだなーと改めて感じました。

ありがとうございました!!

安富祖さん、コメントいただきありがとうございます。
純粋なウチナンチュでありながら、埼玉で生まれ育ったという事で、きっと色々と大変な思いもされた事だと思います。
わたしも東京と埼玉に長くいたので、沖縄に戻ってきた頃は「ないちゃー」みたいな感じでしたよ:笑
なので、内側と外側、両方の観点を持つ立場から、もっと沖縄の言葉や歴史を知りたいと思うようになり、図書館に駆け込んでいろいろと調べるようになりました。
その中で、自分が良いと思った言葉を他の方にもぜひ知ってもらいたい!と思うようになり、この記事を書くに到りました。
わたしも、意地ぬんじらー、てぃーふいきは 今でも教訓の1つにしているくらい大切な言葉なので、共感してもらえてとても嬉しいです。
この記事を書いて良かったなと励みになりました。ありがとうございます(^^)

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