沖縄出身の若者がよく使う方言ベスト10

こんにちは。沖縄に帰ってきてから、最近徐々に沖縄なまりが板についてきたmasaです。

今日は沖縄の「若者」がよく使う方言を紹介したいと思います。

沖縄の方言はかなり難しいです。実際におじいちゃんおばあちゃんや親の世代が、方言で話しているのを聞いてもさっぱりわからない!ということがよくあります。

特に若い世代は方言を使うということがなくなってきていて、沖縄訛りで標準の言葉を話す人たちが大半です。

ですが、方言で全ての会話はできないけれども、言葉の端々で部分的に方言を使うという若者はたくさんいます。ぼくの時代からそうでしたし、今の若者もそうです。

今回「若者」という括りにしたのは、世代によって使う方言の数と種類が違うからです。

それに、同じ沖縄でも地域によって言葉やイントネーションが違います。

ぼくの親父は訛りが独特な北部のやんばる出身者なので、いまだに会話をしていても「何言ってんだろう?」という場面が結構あります。

ちなみにぼくは沖縄市出身ですが、他の地方の方から「言葉が汚い」とよく言われます。

自覚はなかったのですが、那覇で仕事をするようになって他地域の方と交流を持つようになると、「あっ、沖縄市の言葉汚いや(笑)」と気づいてしまいました。

具体的にどう汚いのかというと、キツメの方言を使うなど言葉遣いが荒くて、怒っているような喋り方をする人が多いです。

いわゆる不良と呼ばれる人たちが多いので、そのイメージもあるかもしれません。(不良ほどキツイ方言を使う傾向がある)

では早速ランキングスタートです!

第10位.『あぎじゃびよい、あきさみよー』

何かの呪文?というくらい奇天烈な言葉ですよね。

どんな意味かというと、主に何かに驚いた時に使います。

例えば、飲み物をこぼしてしまった時や誰かにびっくりさせられた時に使うことが多いです。

他の地域によって言い方が多少違いますが、ぼくの周りでは「あぎじゃびよい」と「あきさみよー」と使う人がほとんどでした。

おじいちゃんおばあちゃんもよく使う方言です。

第9位.『〜あんに?』

基本的に言葉の語尾につける方言で、同意を求める時に使います。

例えば好きな漫画があったとして、友達との会話でこの漫画面白いあんに?というような使い方をします。

たまに「〜あらに?」という使い方をする人もいたりします。

第8位.『そーがさい』

騒がしい、うるさいという意味です。

使い方としては、例えば学校で自習の時間があったとして、先生がいないことをいいことに皆がおしゃべりを始めて騒々しくなったとします。

真剣に勉強している人は集中できなくなってイライラします。その時に「そーがさいから、全然集中できん」というように呟きます。

学生時代には先生に「そーがさいから静かに!」とよく怒られた記憶があります。

第7位.『〜ばぁ?』

基本的に言葉の語尾につける方言で、疑問を投げかける時に使います。

例えば、彼女に電話した時に「何やってるの?」というのが普通ですよね。

沖縄だとそれが「何やってるばぁ?」となります。

他にも友達が自分の大切なものを壊した時に、「はぁ?何やってるばぁ?」というような使い方もします。

第6位.『〜やっし、〜やっさー、』

言葉の語尾につける方言で、何かを断定する時に使います。

しかし記事を書いていて気づきましたが、語尾につける方言多いですね(笑)

使い方としては、例えば車で友達とドライブをしていて、昔働いていた職場が見えてきたとします。

その時に、「昔ここで働いていたやっさー」というように友達に語りかけます。すると友達が「ここ知ってる。求人誌によく載っている所やっし」と返したりします。

ぼくの嫁さんは沖縄に来てすぐの頃、職場の人があまりにも「やっし」「やっし」言うから、ヤシの木の話していると思ったそうです。(笑)

ぼくの小学生の姪っ子もよく使う言葉で、沖縄のDNAを強く感じました。

第5位.『てーげー』

この方言はかなり使います。

「だいたい」とか「適当」という意味です。

使い方としては、家庭科の授業で調理実習があるとします。

その時に、「塩はどれくらい入れたらいい?」と同じ班の友達に相談します。

するとその友達は、「てーげーでいいよ。」と返します。すると「まじで?本当にてーげーで入れるよ?」とだいたいの目分量の塩を入れます。

他にもいつも適当な友達に対して、「あいついつもてーげーだな」というような皮肉を言ったりする時にも使ったりします。

第4位.『あふぁー、やっけー』

この二つの方言は似ていますが微妙に意味合いが違います。

「あふぁー」は、何か気まずい事が起こった時に使います。

例えば、学生服の夏服から冬服に衣替えするアナウンスが学校からあったとします。

その時にたまたま風邪で学校を休んでいたA子ちゃんは、一人だけ夏服で登校してしまいます。

周りを見渡せば皆冬服なので、自分一人夏服で気まずい思いをします。

その時に、「やばい、自分一人だけ夏服であふぁーやっさー」とばつが悪そうに話したりします。

「やっけー」は何か失敗したり辛いことがあった時に使います。

例えば、試験がうまくいかなくて赤点確実の時に、「全然わからんかった。はぁ、やっけー」という感じで使ったりします。

第3位.『あがっ』

この言葉は、あることが起こった時に沖縄県人なら反射的に出てしまう方言です。

ズバリ「痛い」という意味で、例えば足の小指をタンスにぶつけてしまった時に「いたっ!」ではなくて「あがっ!」となります。

ここで沖縄県民あるあるの話をしたいと思います。

大学や就職などで本土に住み始めた頃に、体をぶつける等の痛みを伴う場面に遭遇した際に、反射的に「あがっ!」と大声を発してしまう経験が沖縄出身者なら一度はあります。

その時に周りから何言ってんの?と確実に白い目で見られます。

ぼくだけかと思いきや、ぼくの周りの知り合いほとんどがそうでした。

そんな時に「あの時はあふぁーだったやっさー」と苦い思い出として傷を舐め合います。(笑)

第2位.『にりる、あんまさい』

この二つの言葉の意味は似てますが、「にりる」が「疲れる」を表し、「あんまさい」が「面倒臭い」という意味を持っています。

「にりる」の使い方は、例えば体育祭の時に校長先生の話が長くて、頭がクラクラして来たとします。その時に、「あの校長先生の話は長くてにりる」と愚痴を言ったりします。

「あんまさい」は、例えば休日に嫁さんから食器を洗うように命じられていたとします。

その時に、「はぁ、あんまさいから食器洗いやりたくないやっさー」と心の中で叫びます。

あくまでも口に出さずに心の中で叫びます。(笑)

第1位.『でーじ、しに、しゃに』

この方言は毎秒の割合で口から出る、というくらいよく使います。

「とても」や「かなり」といった意味で、言葉を強める時に使います。

例えば、気に入らないクラスメイトがいてイライラしていたとします。その時に「あいつ、しゃにムカつく」というように友達に愚痴ります。

「でーじ」も「しに」も「しゃに」も同じような意味で、その時の気分によって使い分けます。

ただ「でーじ」だけは「大変」や「一大事」といった意味も兼ねています。

例えば、お父さんの大切にしている車を傷つけてしまったとします。

その時に「あぎじゃびよい、でーじなとん」というように畏れおののきます。

その他にも、怪我をして血を流している人を見た時に「でーじだね」というような使い方をしたりもします。

他の方言とよく組み合わせることがあり、「しににりる」で「とっても疲れる」、「でーじあふぁー」で「かなり気まずい」というような使い方もできます。

まとめ

今回はぼくの出身地である沖縄市の情報を元にランキングを作成しましたが、どの地域にも通用するスタンダードな方言ばかりだと思います。

もし沖縄出身者の友達がいらっしゃる方は、不意に方言を使って驚かせてください。

オススメは、「あぎじゃびよい、でーじなとん」です(笑)

きっと喜んでもらえると思いますよ。

 

 

 

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