沖縄の台風で会社が休みになる基準【通勤になった時の注意点も紹介】

沖縄の台風で会社が休みになる基準を知りたい方へ。

現在台風が近づいているけど、会社が休みになるのかどうかの基準が知りたい!もしくは、出勤になった時に注意することがあれば知りたい、と考えていませんか?

本記事ではそんな疑問にお答えします。

この記事を書いているわたしは、沖縄で何十回、もしかすると百回以上もの台風と遭遇してきたので、会社が休みになる基準がある程度わかります。

また、台風の暴風の中で出勤したこともあり、その経験を元にして「出勤時に気を付ける事や準備しておいた方がいいもの」なども紹介したいと思います。

※会社が休みかどうかの判断は会社によってそれぞれ違うので、あくまでも一般的な目安としてお読みください

 

沖縄の台風で会社(学校)が休みになる基準とは【3つあります】

次の3つが台風で会社が休みになる一般的な基準です。

✔️ その①:暴風警報が発令された

✔️ その②:公共交通機関が運休している

✔️ その③:コンビニやスーパーが臨時休業になる

 

順番に説明していきます。

 

その①:暴風警報が発令された

沖縄に暴風警報が発令されて、暴風域に入ったら休みになる場合がほとんどです。

業種によってはどうしても休めない方もいらっしゃいますが、学校の場合はほぼ100%休みになります。

※午前中で暴風警報が解除されたら、午後から出勤・出校の可能性もあります

暴風域は気象庁が定めたもので、平均風速が25m/s以上の暴風が吹いている地域の事です。

【暴風域】

台風の周辺で、平均風速が25m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。通常、その範囲を円で示す。

出典:気象庁  気圧配置 台風に関する用語

暴風域に入った時の外出は本当に危険で、過去に看板や割れたガラスが飛んできて、怪我しそうになったこともあります。

そして何よりも一番怖いのは、瞬間的に襲ってくるとてつもなく強い風です。

【最大風速と最大瞬間風速】

最大風速」は10分間の平均風速最大値、「最大瞬間風速」は瞬間風速最大値です。 天気予報や気象情報などで「風速○メートル」という場合、10分間の平均風速を指します。 一般的に、瞬間風速は平均風速の1.5から2倍近い値になります。

出典:金沢地方気象台  最大風速と最大瞬間風速

瞬間風速でも2倍近い風が吹きます。

いきなり2倍くらいの大きな風が襲ってくるとどうなるのかというと、歩いていると飛ばされて壁に衝突したり転んで怪我をするリスクがあります。

運転中もハンドルがとられて他の車や電柱などにぶつかったり、横転の恐れもあるでしょう。

暴風域に入ると普通に歩いたり運転するのはとても危険なので、休みになるのは当然という事ですね。

 

その②:公共交通機関が運休している

ここが一番わかりやすい基準です。

わたしが小さい頃から公共交通機関が運休したら学校も会社も休み、というのが一般的な目安となっていました。

沖縄の場合は路線バスとモノレールの事です。

ただし、モノレールは那覇市など一部の地域に限定されるし、風に弱くてよく遅延や休業になったりするので、路線バスを参考にした方がいいでしょう。

運休しているかどうかは、テレビのテロップやラジオ、各団体のホームページでも確認できます。

 

路線バスの運行状況  →  一般社団法人 沖縄県バス協会ホームページ

モノレール運行状況  →  ゆいレールホームページ

 

路線バスは、暴風警報の発令解除と共に運行を再開する事が多いです。

再開のタイミングによっては午後から出勤になったり、夕方までの時短業務になったりします。

バスの運行状況による一般的な例

⚫︎出勤時刻にバスが運休になっていて午後以降も運休→休み

⚫︎午前中のみ運休→午後から出社する可能性高め

⚫︎夕方から運休→朝は通常出勤して運休前の午後~夕方に帰宅

 

その③:コンビニやスーパーが臨時休業になる

スーパーマーケットやコンビニは生活に関わる大事な業種なので、ちょっとやそっとの事では休みません。

実際に沖縄では、小規模~中規模クラスの台風だったら、休まずに営業を続けるお店は結構あります。

スーパーやコンビニが休みになるという情報を聞いたら、ほぼ確実に会社が休みになると考えてもよいでしょう。

沖縄県民の間ではわりと有名な話ですが、「ユニオン」というスーパーが休みになるといよいよヤバいという逸話があります。

ユニオンは「今開いてますユニオン」という有名なテレビCMを流していますが、このCMは深夜に流れることもあり、いつでも開いているというのが売りのお店です。

ユニオンは引くくらい本当にいつも開いてて、台風が来ても普通に営業してたりします。

そのユニオンが店を閉めるというのは、よっぽどヤバイ台風ということになるので、ユニオンが閉まったら99.9999%休みと思っていいでしょう。

台風で出勤になった時の注意点(準備・確認しておく事)【4つあります】

もしも台風なのに出勤になってしまったら、しっかりと準備しましょう。

「え?準備って面倒くさい・・・。」って思うかもですが、準備があるとないとでは大違いです。

✔️ その①:傘ではなく雨合羽を着る

✔️ その②:レインブーツか滑りづらいサンダルを履く

✔️ その③:タオル・靴下と・カーディガン・ビニール袋を用意しておく

✔️ その④:交通情報を確認して、危険な道は避ける

 

順番に説明していきます。

 

その①:傘ではなく雨合羽を着る

台風の日に傘をさすのは危険です。

まず強風で傘が壊れてしまうので、すぐに使い物にならなくなるでしょう。

何より一番怖いことは、風で飛ばされた傘が、通行人を傷つける凶器になってしまうことです。

傘は先が尖っているし、壊れた傘は骨組みが剥き出しになっています。

それが勢いよくぶつかると、失明させてしまう危険性すらあるのです。

実際にそういった事件は過去に何度も起きています。

なので、台風の日は傘ではなく雨合羽を着るようにしましょう。

雨合羽であれば横なぶりの雨も防いでくれますし、凶器にもなりません。

テレビの台風を伝えるニュースで、中継先のレポーターもほとんどが雨合羽を着ています。

100均でも売っているので、あらかじめ鞄や車の中に入れておいて、もしもの時に備えておきましょう。

その②:レインブーツか滑りづらいサンダルを履く

台風の日に外に出たら、どんなに注意していても絶対に足元は水浸しになってしまいます。

なので革靴やスニーカーは履いて行かない方がいいでしょう。

わたしも台風の日に出勤した時、足元がビショビショになってしまって、一日中気持ち悪かったという経験があります。

会社では室内用スリッパで過ごせたとしても、帰りにはびしょびしょの靴を履いて帰らなければなりません。

そうなると、足は冷えるし感触は気持ち悪いし、できるなら経験したくないものです。

レインブーツかサンダルを履いておけば、嫌な思いをせずに快適に過ごせるでしょう。

ただし、台風の日はそこら中がツルッと滑りやすくなっているので非常に危険です。

サンダルは滑りにくいものにしてください。

その③:タオル・靴下・カーディガン・ビニール袋を用意しておく

台風の日は車通勤していても一瞬外に出ただけでも絶対に濡れてしまいます。

特に顔から髪の毛は雨合羽を着ていても濡れてしまうでしょう。

そのままにしておくと風邪を引いてしまいます。

なので、タオルをフェイスタオルくらいの大きさでもいいので、一枚は持っておいた方がいいでしょう。

濡れたタオルや衣類はビニール袋に入れましょう。

台風は夏から秋の暑い時期に来るので、室内はエアコンで冷えている場合が多いです。

台風の雨風で冷えた体にエアコンが長時間あたると、風邪をひくおそれがあるので、靴下とカーディガンを着ておくだけでもかなり違います。

台風の後に体調を崩してしまう人は結構いるので、体を冷やさないように管理しておくのも大事だったりします。

その④:交通情報を確認して危険な道は避ける

会社に向かう前に、交通情報は確認しておきましょう。

 

沖縄県の道路交通情報  → 沖縄総合事務局 道路情報提供システム

 

強風による倒木や事故、大雨による冠水や土砂崩れなどで、いつも通っている道路が通行止めになっているという事はよくあります。

また、普段から「この道は台風きたらやばそうだな・・・」と思っていた道は避けた方が無難です。

危険な道の例として、

✔︎川や海の側 → 冠水の可能性あり

✔︎下り坂の後にすぐ登り坂になっているトンネル(U字型の道路) → 冠水の可能性あり

✔︎舗装されていない急傾斜の斜面が続く道  → 土砂崩れの可能性あり

などが挙げられます。

わたしの家の近くにU字型の短いトンネルがあるんですが、そこはよく冠水します。

台風の時にその道を通ろうか迷って、結局違う道にしたことがありますが、後で別の車が冠水して動けなくなったという話を聞きました。

車は冠水したら、故障して動けなくなってしまう場合もあるので、注意が必要です。

まとめ:会社判断にかかわらず危険と感じたら休みましょう

記事のポインとをまとめます。

⚫︎沖縄の台風で会社(学校)が休みになる基準は3つある。

⚫︎①暴風警報が発令された、②公共交通機関が運休している、③コンビニやスーパーが臨時休業になる

⚫︎台風で出勤になった時の注意点は4つあります

⚫︎①傘ではなく雨合羽を着る、②レインブーツか滑りづらいサンダルを履く、③タオル・靴下・カーディガン・ビニール袋を用意しておく、④交通情報を確認して危険な道は避ける

 

この記事では会社が休みになる基準について話をしてきましたが、実際に出勤する事が危険だと思ったら、思い切って休んだ方がいいと思います。

沖縄でずっと暮らしている人にとって台風は慣れっこでも、沖縄にきたばかりで車の運転にも慣れていない人にとっては、かなり恐怖に感じるはずです。

台風時に出勤を命じる会社は、暴風の中で車を走らせる事がいかに危険かということがが麻痺してしまっているのかもしれません。

命は仕事よりも大切です!

 

 

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