ゴキブリを殺虫剤なしで退治する方法を知りたい方へ。
現在家の中でゴキブリと遭遇してしまったが、殺虫剤がなくて困っている。
またはゴキブリに逃げられてしまって、どうしていいのかわからない・・・と悩んでいませんか?
本記事ではそんな疑問にお答えします。
この記事を書いているわたしは、ゴキブリがたくさんいる地域に住み続けて、100匹以上ものゴキブリを直接退治してきた経験があります。
殺虫剤を使わずに退治したことも数多くあり、
その時の経験を元に実際に効果のあった退治方法を書いているので、きっと参考になるはずです。
この記事を読んでいるということは緊急事態の可能性が高いと思うので、すぐに本題に入りますね。
家の中にたくさんゴキブリがいて、じっくり退治したいという方は、こちらの記事もオススメです。
ゴキブリを殺虫剤なしで退治する方法【10あります】
次の10点が殺虫剤なしでゴキブリを退治する方法です。
家のどこに現れるかで退治方法は変わってくるので、床、壁、天井の3つのパターンを想定しました。
今の状況に合った退治方法がすぐに見れるようになっています。
その①:新聞紙、雑誌、ハエ叩きで叩く【床・壁】
その②:ガムテープや両面テープで捕獲【床・壁・天井】
その③:アルコールスプレーをかける【床・壁・天井】
その④:家庭用洗剤をかける【床・壁】
その⑤:熱湯をかける【床】
その⑥:調理用の湯切り用ボールで捕獲【床】
その⑦:掃除機で吸い取る【床・壁・天井】→オススメです
その⑧:バスタオルを濡らして鞭のように退治【床・壁・天井】
その⑨:厚みのある雑誌でペチャンコにする【壁・天井】
その⑩:ペットボトルの湯気で瞬殺【天井】
では順番に説明していきます。
その①:新聞紙、雑誌、ハエ叩きで叩く【床・壁】
1番オーソドックスな物理的に叩くという方法です。
ですが、新聞紙や雑誌を丸めたもので動き回るゴキブリに当てるというのは、かなり難しいことだといえます。
ゴキブリを目の前にして恐怖で体が強張り、必要以上に力が入ってしまうからです。
これは場数を踏んでいるわたしでさえもコントロールが難しいので、慣れていない人にとっては「至難の技」といってもいいのかもしれません。
ハエ叩きであれば面積が大きいので当たりやすい、と思われるかもしれませんが、威力がないので一発で仕留められる可能性は低いです。
何度も打ち込むメンタルと叩いている最中に飛ぶというリスクを考えると、どうしても二の足を踏んでしまいます。
現実的な使用方法としては、ハエ叩きでいったんゴキブリを押さえ込んだ後に、新聞紙で狙いすました一発で仕留める、といったところでしょうか。
天井や壁への攻撃は厳しいというのが難点でもあります。
その②:アルコールスプレーをかける【床・壁・天井】
アルコールスプレーでもゴキブリを退治できます。
今の時代、家の中にアルコールスプレーを持っているという人は結構いるのではないでしょうか。
アルコール自体に殺虫成分は含まれていませんが、アルコールはゴキブリの呼吸器を塞いで窒息させることができます。
ただしアルコール濃度60パーセント以上のものでないと安心できないので注意が必要です。
難点としては、殺虫剤のように遠くから一回吹きかけただけでは効果はなく、至近距離で何回も吹きかけ続ける必要があります。
少しでも休むと飛んでくる可能性もあるので、クッションとか盾になるものを片手に持ちつつ、吹きかけるようにした方がいいでしょう。
その③:家庭用洗剤をかける【床】
食器用洗剤をかけるとゴキブリを退治できるという話は有名ですよね。
わたしもゴキブリが出たときは何度も食器用洗剤に助けられました。
しかし、洗剤は吹きかけるのではなく垂らして使うので、動いている「ヤツ」を捉えるのは叩くよりも更に難易度は上がります。
最後のとどめをさすという使い方が現実的でしょう。
よく食器用洗剤はゴキブリを殺せるほど毒があるから人体に危険、なんて話をする人がいますが、これは間違いです。
洗剤に殺虫作用なんてありません。
ではなぜゴキブリを退治できるのかというと、洗剤がゴキブリの気門を塞いで呼吸をできなくするからです。
通常、ゴキブリの気門は油でテカテカしていて、水をかけても死にません。
仲の悪い人たちを「あの2人は水と油だね」というように、水と油が混ざることはないので、テカテカ油がバリアのように水を弾いてしまうからです。
そのバリアを洗剤に含まれている界面活性剤が破ってくれるので、ゴキブリ は窒息死します。
界面活性剤は水と油を混ぜる役割があるので、テカテカバリアを容赦無く壊してくれるのです。
ちなみに界面活性剤が入っているシャンプーや乳液でも効果があり、カビキラーやマイペットなどでも代用できます。
カビキラーは使える場所が限られますが、マイペットは物にも人にもあまり影響がない上にスプレー式なので、垂して使う洗剤よりも使い勝手は良いのでオススメです。
そ④:熱湯をかける【床・壁】
ゴキブリは自分で体温調節ができないので、お湯をかけて無理やり体温を上げてやれば退治できます。
また、体内のタンパク質も固めるので、ダブルで効果があります。
お湯の温度は60℃くらいあれば十分ですが、沸騰したものであればより確実でしょう。
わたしの経験だと、だいたい3秒くらいお湯をかけ続けると確実に退治できます。
さらに殺虫スプレーの効かない卵に対してもお湯は有効です。
ただし後片付けが大変なので、よほどのことがない限り、わたしは洗剤で仕留めるようにしています。
お湯に関しては間違うと火傷をしてしまうので、取扱には十分気をつけましょう。
その⑤:ガムテープや両面テープで捕獲【床・壁・天井】
テープで動きを止めるというのは、叩いて仕留めるよりもハードルは低いです。
洗濯棒とか、それこそハエ叩きの先端にテープを貼って、ゆっくり近づいてゴキブリに触れれば勝ちなので、メンタル的には楽です。
捕獲した後は、洗剤をかけても熱湯をかけても確実に仕留められるので、焦らずにすみます。
狙いを外すと床などにくっついてしまうので、そこだけは注意が必要です。
その⑥:調理用の湯切り用ボールで捕獲【床】
これは床や平らなところにいるゴキブリに対しては、かなり有効な退治方法です。
やってみるとわかりますが、新聞紙で叩いたり洗剤をかけるよりもボールを被せる方が簡単です。
捕獲した後は、じっくり洗剤や熱湯で仕留めればいいだけなので、仕事が早くてすみます。
使用したボウルはその後使いたくないので、100均で売られている安物がオススメです。
とはいえ緊急事態で高めのボウルしかないという場合も、ゴキブリを逃すよりは遥かにマシだと思います・・・。
その⑦:掃除機で吸い取る【床・壁・天井】→オススメです
掃除機はわたしが一番オススメしたい方法です。
ゴキブリと距離が保てる上に、床・壁・天井・隙間と、あらゆるシチュエーションに対応できます。
吸ったゴミを紙パックで丸ごと捨てるタイプなら後処理が楽ですが、そうでない場合でも緊急事態なので吸ってしまっていいと思います。
吸った後はとりあえずテープやラップなどで、あらゆる出入り口を塞いでしまい、玄関の外などに置いておきましょう。
翌日、殺虫スプレーを買ってきたら、電源をオンにした状態で吹い込み口にスプレーしまくって、1時間ほど放置します。
そこまでやったらさすがに大丈夫だとは思いますが、ゴキブリがどうしても苦手という方は、後処理を誰かにお願いした方がいいでしょう。
ゴキブリ慣れしているわたしでさえ、勇気がいる作業なので・・・。
その⑧:バスタオルを濡らして鞭のように退治【床・壁・天井】
これはかなり上級者向けのテクニックなので、あまりオススメできませんが、慣れるとかなり使えます。
やり方は、雑巾と同じように濡らしたタオルを十分に絞ります。
タオルの先端をもち、フリスピーを投げる要領でゴキブリ目掛けて放り投げて、ゴキブリに当たる瞬間に強く引きます。引くことによってタオルが鞭のようにしなるので、かなりのダメージを与えられます。
ゴキブリにどうしても近づきたくない人や、天井にいるゴキブリをどうにかしたいという人向きでしょう。
ただし、難易度は高いのでかなりの確率で失敗します。
もしもこのやり方を選択するのであれば、ティッシュを小さく丸めたもので何度もシュミレーションしてからの方がいいです。
一撃で即死は難しいので、弱らせるくらいで考えておきましょう。
弱ると動きが鈍るので、その間に洗剤や熱湯をかけて仕留めるといった流れが現実的です。
その⑨:厚みのある雑誌でペチャンコにする【壁・天井】
これは一発勝負になってしまいますが、成功したら一瞬でカタをつけることができるので、恐怖を長引かせずにすみます。
かなりの荒技なので、わたしも今までで3回しか使ったことがありません。
戦績は2勝1敗です。
壁や天井に引っ付いていて、雑誌しかなかったというシチュエーションの時にしょうがなく使いました。
いかに水平に当てるか、というのが重要です。
壁を狙う場合は雑誌を押し出せばいいだけですが、天井を狙う場合は難易度は上がります。
まず、ゴキブリの真下に移動して、雑誌水平に持って、バレーボールのトスをする感じでぶつけます。
コツは力を入れすぎないこと。
力むと角度が出てゴキブリをつぶせないので、程々の力にした方がいいでしょう。
成功しても天井の片付けが面倒臭そうですが、マイペットや除菌シートなどで何回か拭けば綺麗になるので、意外と手間もかかりません。
すぐに終わらせることができて、後腐れがないという意味でオススメできます。
その⑩:ペットボトルの湯気で瞬殺【天井】
この方法は天井に張り付いているゴキブリを退治するのに有効です。
まず2Lのペットボトルを用意したら、底をカッターかハサミを使って、できるだけ水平に切り落とします。
そして上の写真のように熱湯を4分の1くらいまで溜めて、ゆっくり天井に張り付いているゴキブリを封じ込めます。
ゴキブリは熱に弱いので、湯気が体の機能を一時的に失わせて、すぐに天井から剥がれ落ちてきます。
落ちた先には熱々のお湯が溜めてあるので、そこで息絶えるという仕組みです。
このやり方だと一瞬で捕獲から退治までできるし、後片付けもすごく楽です。
ただ、ペットボトルを段差なく切らないと隙間からゴキブリが逃げてしまうので、不器用な人には難しいかもしれません。
注意点は必ずキャップの先っぽを持つということです。
でないと、火傷をしてしまったりと危ないので、取り扱いには気をつけましょう。
もう一つの注意点は、お湯を入れすぎると重くなって中のお湯がこぼれやすくなるので、4分の1以上は入れないようにしてください。
4分の1でも十分効果はあります。
ゴキブリに逃げられた時の対処法【4つあります】
ゴキブリは素早くて、すぐに退治しないと気付いたら見失ってしまいます。
姿が見えない「ヤツ」が家の中に潜んでいると思うと地獄ですよね。
わたしも何度も見失ったことがありますが、今まで全て退治できているので不安になる必要はありません。。
ここからは、ゴキブリを見失った時の対処法について解説していきます。
電気消して数分後につける
ゴキブリが出てくる時は、だいたい外から帰ってきて電気をつけた時に「いた!!」というパターンがほとんどだと思います。
ヤツらは電気が消えていると活発に動き回る習性があるので、見失ってしまった時はいったん電気を消してゴキブリを誘い出しましょう。
わたしの経験だと、だいたい5分後に電気をつけたら現れるというパターンが多かったです。
ただ欠点としては、どこに現れるかわからないので、かなりの勇気が必要でしょう。
電気をつける前にゴキブリを退治する道具を用意しておいた方が、慌てずにすみます。
殺虫スプレーを買いに行く
ゴキブリの姿が見えているうちは後々面倒になるのですぐにでも倒すべきですが、見失ってしまったら、いったん外に出て殺虫スプレーを買ってくるというのもありです。
もう面倒なことになってしまっているので、少しぐらい家を空けたところであまり変わらないでしょう。
出かける時は電気を消して、ゴキブリが出た部屋のドアを閉めてからにしてください。
帰って電気をつけたら、ゴキブリが再び現れている可能性が高いので、一気にスプレーをかけてカタをつけましょう。
ゴキブリの姿が見えなかったら、部屋全体にスプレーをかけまくってドアを閉めます。
その間にお風呂に入ったり歯を磨いた入りと用事を済ませて、30分~1時間たったら中をのぞいてみましょう。
運がよければ見えるところで倒れているし、姿が見えなければどこかの隙間で倒れている可能性が高いです。
別の部屋で寝て翌日にバルサンする
どうしても眠くなったり、これからゴキブリと闘う気力がない・・・という場合は、翌日に持ち越すというのもありです。
眠っている間にゴキブリに移動されては困るので、ゴキブリが出た部屋のドアを閉めて、隙間もテープで塞いで密閉します。
翌日にバルサンを買ってきて部屋の中で使えば、高確率でゴキブリを退治できるでしょう。
ただしバルサンをやるには、食器を片付けたり精密機械を袋で覆ったりしないといけないので、かなり面倒です。
なので、まずは殺虫スプレーを部屋中にかけまくって、様子を見たほうがいいかもしれません。
友人宅やホテル、車に泊まる
ゴキブリが大の苦手でメンタルが死にそうというかたは、いっそのこと外泊してしまうというのもありです。
そして、翌日に友人や便利屋の人を呼んで対処してもらいましょう。
無理なもんは無理という諦めも肝心です。
わたしの場合はゴキブリを倒さないと眠れないので、何がなんでも朝までかかってでも退治するタイプですが・・・
まとめ:ゴキブリが出なくても、殺虫スプレーは買っておきましょう
記事のポインとをまとめます。
⚫︎ゴキブリを殺虫剤なしで退治する方法は10あります
⚫︎①新聞紙、雑誌、ハエ叩きで叩く、②ガムテープや両面テープで捕獲、③アルコールスプレーをかける、④家庭用洗剤をかける、⑤熱湯をかける、⑥調理用の湯切り用ボールで捕獲、⑦掃除機で吸い取る、⑧バスタオルを濡らして鞭のようにs退治、⑨厚みのある雑誌でペチャンコにする、⑩ペットボトルの湯気で瞬殺
⚫︎ゴキブリに逃げられた時の対処法は4つあります
⚫︎①電気消して数分後につける、②殺虫スプレーを買いに行く、③別の部屋で寝て翌日バルサン、④友人宅・ホテル・車に泊まる
今回は殺虫剤なしでゴキブリを退治する方法を紹介しました。
わたしの経験上、殺虫スプレーがなくてもゴキブリは退治できますが、やっぱりあるに越したことはありません。
なんといっても遠くから吹きかけるだけで退治できるので、楽だし後片付けもしやすいです。
なので、もしもの場合に備えて殺虫スプレーだけは買っておきましょう。