こんにちは。
ゴキブリと戦いすぎた結果、あまりゴキブリが怖くなくなったmasaです。
沖縄のゴキブリと聞くと、本土の方はきっと「大きくてヤバそう」と思われるかもしれませんが、その通りです。
わたしは東京に長く住んでいて、ゴキブリ部屋でゴキブリ達と死闘を繰り広げたことがありますが、沖縄のゴキブリと比べたら可愛いものでした。
死闘の様子は「東京ゴキブリ部屋」の元住人が、ゴキブリを駆除したオススメの方法と対策を教えます!をお読みください。
今日は沖縄のゴキブリの特徴と、家に入れずに撃退する方法を書いていきたいと思います。
別の記事で殺虫剤を使わないでゴキブリを退治する方法も解説しているのでよかったらお読みください。
ゴキブリは沖縄の方言で「トービーラー」
まずゴキブリは沖縄でどう呼ばれているのか、ということから説明しますが、方言で「トービーラー」という、「えっ、扉?」と聞き間違いされそうな不思議な名称です。
なんとなく不気味な感じがしますよね。
子供の頃、親が「はっさ!トービーラーでたさー!」って叫んだ時は、「トービーラー」という妖怪が襲ってきたのか?と勘違いして恐怖で泣きじゃくったのを思い出します。
沖縄にはガジュマルの木に住む「キジムナー」という精霊がいるので、そんな妖怪がいたとしてもなんら不思議ではありません。
今の若い世代はあまり使いませんが、年配の方はかなりの確率でゴキブリを「トービーラー」と呼びます。
なので、沖縄に旅行に行ったときや移住したときに、年配の方が「扉!!」と叫んだように聞こえても、きっと「トービーラー」のことなので、気をつけてくださいね(笑)
沖縄のゴキブリは東京よりもいろいろとヤバイ!
冒頭で沖縄のゴキブリは大きくてヤバイと書きましたが、具体的にどうヤバイかについて説明します。
日本にはゴキブリが約50種類以上いると言われていますが、その中で沖縄にはなんと、43種類ものゴキブリ達が住み着いています。(世界には約4000種類もいるらしいです・・・)
その中で代表的なのが「ワモンゴキブリ」という種類で、沖縄で家の中に出るゴキブリはほぼこいつらと考えても差し支えありません。
「ワモンゴキブリ」は大きいサイズのもので4cm以上にもなり、東京等に住んでいる「チャバネゴキブリ」は1.5cm、「クロゴキブリ」は大きくても3cm程度なので、それに比べるとかなり大きいですね。
わたしの経験上ですが、「ワモンゴキブリ」は東京のゴキブリに比べてかなり活発で足が速く、しかもすぐ飛びます!!
他のブロブで「自力では飛ぶことはない」と書かれていたりしますが、「ワモンゴキブリ」と年に何十匹も遭遇していて、何回も飛ぶ瞬間を目撃しているわたしが言うので、間違いなく飛びます!!
夏の夜に街灯の下を通る際には注意が必要です。
なんか虫が飛んでるなーと思ってよく見ると、ワモンゴキブリが灯りの下で何匹も飛んでいたりするので、初めてその光景を目の当たりにした方は、驚きと恐怖でトラウマになってしまうかもしれません・・・。
東京に住んでいた頃に遭遇したゴキブリ達はほとんど飛ぶとこがなかったので、比較的退治しやすかったのですが、沖縄のゴキブリはすぐに飛んでしまうのでかなり危険です。
ちなみにゴキブリを見かけてしまったときに、前から睨めっこしたりすると不意にに飛ぶ傾向があるので、後ろに回ってそーっと近づいて殺虫剤なり新聞紙で叩いたりして退治した方が良いです。
ちなみに稀に「ワモンゴキブリ」は殺虫剤をかけると暴れついでに飛ぶことがあるので、気持ちに余裕があれば新聞紙などで叩いた方が確実です。
しかしそうなると、至近距離まで近づかなければならないので、「それは無理!」という方には、凍らせて瞬殺することができる殺虫剤もあるので、こちらがオススメです。
ゴキブリを家に入れない方法
アクティブな沖縄のゴキブリは家に入れると厄介なので、家に入れない対策が重要です。
まず夏場の夜は窓を開けないようにしましょう。
「網戸があれば大丈夫じゃない?」と思われるかもしれませんが、あいつらは網戸と窓の隙間から入ってきます。
涼しい自然の風を感じたいという気持ちはわかりますが、エアコンと扇風機でなんとかしましょう。
早ければ5月くらいからゴキブリは現れはじめるので、それくらいから窓は開けないようにした方が良いです。
どうしても窓を開けたいという方は、ホームセンター等に売っている隙間を埋めるテープを買ってきて対策をすれば、かなり予防できると思います。
ただいくら窓を閉めきっていたとしても、入って来る可能性はゼロにはできません。
あいつらはちょっとした隙間さえあれば、すぐさま侵入してしまうので忍者よりもタチが悪いです。
では少しでも侵入を防ぐにはどうしたら良いのかというと
まず階段や通路といった、家の敷地内に入ってきそうなところにごきぶりホイホイ等の粘着式捕獲箱を置き(雨風が凌げるところ)、窓や換気口・玄関前やベランダの出入り口などのゴキブリが家の中に入ってきそうなところに待ち伏せ殺虫スプレーをします。
待ち伏せタイプのオススメは、KINCHOの「コックローチ ゴキブリがいなくなるスプレー」という製品で、効果が2週間も持続し、スプレーした所をゴキブリが嫌うので侵入を防ぐことができます。
そして万が一侵入しようとしても、薬剤に触れたゴキブリは死んでしまうため、結果的に侵入を防げるのです。
また、炭酸ガスを使用していて、火気に対して安全性が高いので、火事の心配なく安心して使用することができます。
わたしも「コックローチ ゴキブリがいなくなるスプレー」にはずいぶんと助けられています。
もしも家でゴキブリを見かけたら
これだけ対策をしても、家の中にゴキブリの侵入を許してしまうこともあるかと思います。
なんせ奴らは神出鬼没。
ですが、そんな事態になったとしても、慌てる必要はありません。
慌てずに殺虫剤で駆除すればいいし、もし逃してしまったとしても、ごきぶりホイホイを家の中に置けば、ほぼ100%引っかかります。
ただ、ここで心配なのが卵の存在です。
ワモンゴキブリの成虫は半年ほどの寿命といわれており、その間に50回以上も卵を産むといわれています。
しかも一回毎に6〜18個もの卵を産み、卵鞘という堅い殻に包まれているため、バルサンのような燻煙材や殺虫剤も効果がありません。
もしも家のどこかで卵を産んでいたらやばいですよね・・・
そういった理由で、もしも家の中でゴキブリを見た際は、対策として卵にも効果があるベイト材も設置する必要があります。
ベイト剤の設置については、「東京ゴキブリ部屋」の元住人が、ゴキブリを駆除したオススメの方法と対策を教えます!に詳しく書いてありますのでご覧ください。
ここには住むな!沖縄でゴキブリがよく出る地域
沖縄の中でも特にワモンゴキブリが出やすい場所があります。
その場所とはズバリ飲食街の近くです。
東京とかでも飲食街の近くにゴキブリが大量に住み着いていますが、沖縄の場合レベルが違います。
わたしの実家は飲屋街の真っ只中にあって、ほぼ毎日といっていいほどゴキブリの姿を見ていました。
ひどい時には階段に5匹くらいのゴキブリがブンブン飛びまくっていて、夜遊びから帰ってきたわたしの妹がそこを通ることができずに、一晩中家に帰ることができなかったという事もあります。
歩いているならまだしも、集団で飛びまくっているあいつらの横を通る勇気を持った人は、日本中探してもほんの一握りしかいないという位悍ましい光景でした。
それとは別で本当に思い出したくない出来事があります。
雨が降ったある日、外出しようと階段から降りると、下水道から10匹ほどのゴキブリが出てくるのを発見しました。
わたしは、このゴキブリ達が家に入り込んだた厄介だと思って、急いで殺虫スプレーを家から持ってくると、そのゴキブリ達とついでに下水道の中にもスプレーを噴射しました。
すると次の瞬間・・・100匹以上は確実にいたであろうゴキブリの集団が、下水道の穴という穴から、暴れながら出てきました。
この時ばかりは、「終わった・・・」と思うほど絶望的な気持ちになりました。
道を行き交う人たちはパニック状態になっていて、わたしは大慌てで家に戻り戸締りを厳重にしました。
もう二度と、下水道に殺虫スプレーは噴射しないと心に誓ったのは言うまでもありません。
なので、いくら立地が良くて賃料が安かったとしても、飲食店の近くに住むのはやめておいたほうがいいと思います。
ゴキブリを駆逐してくれる益虫「アシダカグモ」
わたしの妹の家には「アシダカグモ」という巨大な蜘蛛が住み着いているらしく、その蜘蛛がゴキブリを全て食べてしまうので、家の中でゴキブリを見ることがなくなったそうです。
しかし、「アシダカグモ」は全体の大きさが10cm以上という特大サイズで、かなり素早いらしく、遭遇する度に恐怖を覚えるので駆除してしまったとのこと・・・
その結果、またゴキブリを家で見かけるようになって、「アシダカグモ」の駆逐能力の高さを実感したと妹は話していました。
調べてみると、アシダカグモはゴキブリが苦手なネット住民から「軍曹」と呼ばれており、その扱いはもはや英勇並みで、まさにゴキブリの天敵といった存在。
ゴキブリは死ぬほど嫌いだけど、蜘蛛は大丈夫という方は、「アシダカグモ」を家の中で放し飼いにしてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、ゴキブリ駆除用品よりも効果があるかもしれません。
殺虫剤を使う必要がないので、経済的にも良くて地球にも優しいですしね。
ただわたしの妹は、実際のアシダカグモはゴキブリ以上に怖かったと話していました・・・。
まとめ
これから沖縄移住を考えている方は、ワモンゴキブリの恐ろしさをしっかり理解して、しかるべき対策をしたほうがいいと思います。
飲食街の近くに住まない限りは、上記の対策で十分ワモンゴキブリを見ないようにできるので、ぜひ実践してみてくださいね!
もしもアシダカグモが家にいるという方は、取材させていただきたいのでご一報いただけると嬉しいです(笑)