【沖縄式】指笛の吹き方とコツを詳しく解説します

指笛が吹けるようになりたい方へ。

指笛を吹けるようになりたいけどやり方がわからない、もしくは練習しているけどなかなか音が出ない・・・

と悩んでいたりしませんか?本記事ではそんな疑問にお答えします。

初心者の方でも迷うことのないように、一つ一つの動作を詳しく解説していくので、順番通りにお進みください。

この記事を書いているわたしは、小学4年生の頃に指笛を独自にマスターして以来、エイサーや結婚式といった表舞台で指笛を披露してきました。

指笛の音をかなり大きく出す事ができ、音の大きさだけでいったら今まで誰にも負けた事がありません。

今回は指笛を鳴らすコツをかなり詳しく、出し惜しみなく書いていきたいと思います。

指笛を簡単に吹くやり方とコツ【3つあります】

指笛の音を出すには次の3点が大事です。

その①:音が出やすい指の形で練習する

その②:吹く時は舌を曲げる

その③:正しい息の吐きかたを身につける

その①:音が出やすい指の形で練習する

初心者の方はまず音を出すコツを掴む事が需要です。

なので最初は音が出やすい両手を使った形から始めた方がいいでしょう。

そこでわたしがお勧めしたい指の形は、こうです。

両手(4本指)を使う方法です。

なぜこの形がいいのかというと、指の形と大きさが左右対象なので、左右の差が出ずに安定するからです。

さらに、合計4本の指を口の中に入れることによって、余計な空気の逃げ道を塞いでくれます。

また、中指同士がくっついている部分が点になっているので、その点の部分を目掛けて息を一点集中すればいいので、音が格段に出やすくなるのです。

以上の理由から初心者の方は、まずはこの形から始めることをオススメします。

その②:吹く時は舌を曲げる

指笛は舌を曲げなくても鳴らすことができる人がいますが、僕の経験上舌を曲げた方がやりやすいと思います。

わたしは小学生の頃に指笛の練習を始めましたが、最初は舌を曲げないでやっていました。

一生懸命に練習しましたが、いくら頑張っても音は全く鳴りません。

そこで、試しに舌を曲げるようにしてからは、すぐに音が出たのです。

なぜ舌を曲げた方が音が出やすいのか?その理由は・・・

舌を曲げることによって、舌の裏側に指がフィットして、カチッとハマります。

舌と指が一体化する感じですね。

このしっかりと密着するというのが大切で、これによって余計な空気の漏れを防いでくれて、かつ舌の弾力によって力強い音を出すことが可能になります。

音の出しやすさ・音を力強く出せるというこの2点のメリットがあるので、舌を曲げることをオススメしています。

その③:正しい息の吐きかたを身につける

まず1番大事なポイントは、下唇の一点に集中して息を吹くということです。

下唇の真ん中辺りですね。

その時に意識してもらいたいのが、ふーっと頬を膨らまして風船を吹く感じではなく、フィッ、フイッというように吹くという事です。

口笛ができる人にとっては簡単で、口笛を鳴らした状態をそのまま、下唇に移動するだけですね。

うまくいった時は、スカスカな感じではなくて、フィーっと澄んだ音がします。

この息の吹きかたは本当に重要で、これができないと音はなりません。

フィー、フィーと乱発するのではなく、居合切りの様に鋭くフィッ、フィッ、と一回一回を大事に集中して吹いたほうがコツが掴みやすいです。

実際に指笛を吹いてみましょう【全ての動作を詳しく解説します】

3つのコツを理解したら、実際に吹いてみましょう。

ここからは実践編ということで、実際に指笛を吹く練習をしていきます。

一つ一つの動作を詳しく説明していくので、まずは同じように真似てみてください。

その①:正しい指の形を作る

まずじゃんけんのチョキを閉めたバージョンを作って、中指同士をくっつけます。

手の開き具合は、左右の薬指の第二関節がだいたい3~5㎝位離れた所が丁度いいと思います。

わたしの場合は3cm位がちょうど良いです。

その②:下唇を少し巻き込む

指を口の中に入れる前に、写真のように下唇を少し巻き込みます。

これは指を下唇の上に置き、直接下の歯に当たらないようにするためです。

歯が床だとしたら、下唇は座布団で、その上に指を座らせる、というイメージですね。

注意点は、無理やり巻き込むのではなく、指を入れた時に自然と巻き込まれるという感じですね。

決して無理した状態ではなくて楽な状態である事が大事です。

その③: 舌を出して指で持ち上げながら口の中に入れる

写真のように舌をぺろっと出したら、舌の先を指4本で持ち上げて、下唇の上に指が乗っているのを意識しながら口の中に押し込みます。

指を入れる深さは、中指の第一関節の線が、巻き込んだ下唇の外側に重なるようにしてください。

その位置をを基準にして、少し奥に入れたり引っ込めたりしながら、音が出やすい位置を探す感じですね。

わたしの場合は中指の第一関節くらいが丁度良いです。

その④:指を入れる角度は水平より少し上に傾ける

舌を持ち上げて口の中に指を入れる角度ですが、水平ではなくて写真のように少し上に傾けましょう。

上げ過ぎると逆に音が出なくなっちゃうので、気持ち上に傾けるくらいでいいでしょう。

角度で言えば10度~20度といったところでしょうか。

この時に、舌はリラックスしているというのが大事です。

舌自体に全く力を入れずに、指に持ち上げられて「されるがまま」といったところでしょうか。

よく指を舌にに押し付ける強さはどれくらいですか?という質問を受けるんですけども、中指の第一関節を下唇の外側に重ねた時の圧力で十分です。

舌先が舌の腹に少しつく位。

そこから、指を奥に入れるか引っ込めるかを微調整するだけでいいので、指を舌に押し付けるという考え方ではなくて、指を入れた時に自然とできる圧力を維持するという考え方のほうがいいのかもしれません。

その⑤:下唇に向かって縦方向に息を吹く【一点集中】

指で舌を持ち上げて口の中に入れたら、あとは息を吹くだけです。

この息の吹き方は本当に大事で、風船を膨らます時のようにフーフーと頬を膨らませて吹くのではなく、縦のラインを意識しながら下唇の真ん中あたりを目掛けて一点集中してフィッ、フィッっと、吐くというのがミソです。

下唇の真ん中にダーツの的があるイメージで、そこに向かってフィッと吹いてください。

この時に重要なのが、フィッ↓ フィッ↓ と下に流しっぱなしにするのではなく、フィッ↓↑、フィッ↓↑と下に吹いた息を最後少し持ち上げるようにしてください。

試しに「あ」という言葉で表現してみると、あー↓、あー↓、ではなくて、あー↓↑、あー↓↑というように語尾を持ち上げる感じです。

ガッカリした時に「あーあ」とため息を出す感じに似ていますね。

なかなかできないという方は、頭を上下に振りながら息を吹いてみると分かりやすいです。

その⑥: 三角形を意識して吹くと音が出やすい【重要ポイント】

実際に吹いてみたけど、なかなか鳴らない・・・という方に、ぜひ試してもらいたい重要なポイントがあります。

指笛の形を作った時に、写真のような三角形ができてると思いますが、指を口の中に入れて吹く時に、この三角を崩さないように意識してください。

この三角は口の中に指を入れた時に、舌と下唇の間で音を響かせる重要な役割を担っていて、そこが崩れてしまうと、音が上手く響かなくなってしまいます。

なので、口の中でもきちんと舌と下唇の間で綺麗な三角の形が保てるように常に意識してください。

吹く時は三角形の中で音が共鳴するというイメージを持って、そこに向けて、縦方向にフィッ、↓↑っと息を吹く感じです。

僕は、三角形を通って下唇の的に当たるイメージで吹いていますが、分かりづらいのであれば、三角形だけに息を向けるイメージで吹いてみてください。

もしこれでも音が出ないという方は、一旦、フィッ↑↓という吹き方を無視して、三角形に向けてだけ集中して、フー↓、フー↓、という感じで弱目に吹いてみてください。

ふくろうがホーホーと鳴くのと似ている感じです。

もちろん息は一点集中が大事です。

このやり方は鋭い音は出ませんが、とにかく音が出やすいので、音の出る感覚は掴めると思います。

それをやり続けて音の出る感覚が掴めたら、徐々に下唇も意識しつつ、フィッ↓↑という息の吐き方に変えていったら、力強い音も出せるよになります。

動画で指笛をマスターする

この記事では指笛の音の出し方を説明してきましたが、文章だけではわかりづらいという方も多いと思います。

そんな方にオススメの動画がこちらです。

指笛が簡単に吹けるやり方とコツ【全ての動作を詳しく解説】

一つ一つの動作を詳しく動画で解説しているので、コツが掴みやすいと思います。

まとめ:指笛の音を出すには、正しいやり方で練習し続ける事です

記事のポインとをまとめます。

●指笛の音を出すには3つのコツがあります。

●①音が出やすい指の形で練習する、②吹く時は舌を曲げる、③正しい息の吐きかたを身につける

●3つのコツが理解できたら、6つの項目を順番通りに吹いてみましょう

●①正しい指の形を作る→②下唇を少し巻き込む→③舌を出して指で持ち上げながら口の中に入れる→④指を入れる角度は水平より少し上に傾ける→⑤ 下唇に向かって縦方向に息を吹く【一点集中】→⑥ 三角形を意識して吹くを音が出やすい【重要ポイント】

こんな感じです。

このポイントを抑えながら練習し続けたらすぐに音が出るようになると思います。

この記事ではコツが掴みやすいということで、両手を使った形での解説となりましたが、慣れてくると片手でも普通に鳴らせるようになります。

まずはこの記事を見ながらコツを掴んでください。

ということで今回は以上となります。

もし何かわからない事があれば、コメント欄に内容を書ていいただけるとお答えするので、気軽に書き込んでくださいね。

吹けるようになったー!という声も大歓迎です。

 

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