こんにちは、masaです。
今回は、わたしの一押しである『笑味の店』を紹介したいと思います。
満を持してといいましょうか、胸を張ってお勧めできる最高のお店でございます。
元々はわたしの母の行きつけで、とても良いお店ということは聞いておりましたが、なかなか伺う機会が訪れずに、ずっと気になっていました。
それで今回、たまたま母と一緒に名護市にある「屋部寺」にお参りに行くことが決まって、そのついでに連れていってもらうことになり、やっとこさ念願がかなったと言う訳でございます。
ちなみに、「屋部寺」はとてもご利益のあるお寺なので、興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
病気回復・子宝祈願で有名な、凌雲院( 屋部寺) はどんなところ?
『笑味の店』は一言で表すと、「隠れ家的癒し空間」!
外観に内装にお食事と、どれをとっても素晴らしい!
一緒に行った嫁さんも絶賛していました。
『笑味の店』の行き方と駐車場
『笑味の店』は大宜味村という、中南部からはとても遠い地にお店を構えています。
ちなみに那覇空港からの所要時間は、なんと約1時間45分!!(高速を利用した場合)
東京駅から名古屋駅までの移動時間(新幹線を利用した場合)とほぼ同じです・・・。
遠っっ!
ですが、逆にその遠さがいいんです。
海に山にと自然に囲まれながらのドライブなので飽きることがなく、あっという間に着いちゃいますよ!
時間に余裕がある方は、高速を使わずに58号線から西海岸を北上するルートをおすすめします。
綺麗な海や素敵なリゾートホテルが見えるので、テンションが上がること間違いなし!
小腹が空いたら、「おんなの駅」でつまみ食いをしてみるのもいいかもしれません。
行き方は簡単!
細道を曲がるでもなく
名護市を過ぎてもひたすら58号線を真っ直ぐに進んでいくと、黄色の看板が見えてきます。
この場所こそが「笑味の店」!
道路から見た写真です↓
看板の下まで行ってみると、何やらドアがありますが・・・人気がない。ここが入り口でしょうか?
周辺の様子を伺っていると、手書きの地図を発見!
どうやら入り口はここではなく、裏手に回った所にあるみたいです。
てっきり道路沿いかと思いきや
ここじゃなかったんかい!
駐車場は手前と奥にありました。
ちなみに、わたし達は手前の駐車場に車を停めました。
なかなかの駐車スペースですね。
雨が降っていたので、いそいそと裏手に回ると素朴な看板を発見。
いよいよ待ちに待った「笑味の店」に到着です!
『笑味の店』外観と入り口
お店は素朴な看板の向かいにありました。
とても緑豊かで、マイナスイオンが漂ってきそうですね。
看板も木で作られていて、まさに「自然の中の隠れ家」といった様相を呈しています。
門をくぐるとこれまたお洒落な!
年季を感じる木のテーブルの上に色鮮やかなお花が映えます。
入り口にはランチメニューとその説明書きが。
その下の木の看板には営業時間も書いてありますね。
観葉植物にはまっている私としては、入り口脇の大きなポトスちゃんが気になってしかたがありません。
こんなに葉っぱが大きいポトスはあまり見たことがなく、写真を20枚くらい撮ってしまいました・・・(笑)
余談ですが、「ポトス」はNASAが発表した空気清浄効果のある植物ランキングで、上位に行くほどの素晴らしい性能の持ち主。
ちなみに生命力が強くてなかなか枯れないので、ズボラな方でも育てやすい観葉植物として有名です。
ちなみにわたしはトイレの窓の前に、水を入れただけの容器でポトスを育てていますが、一年経っても枯れるどころか新芽が次々と出てきて、活き活きとしています。
観葉植物を置きたいけど、育てる自信がないというような方にはオススメですよ!
話を戻しますが・・・
入り口右手の壁には、お店を作ったいきさつとコンセプトが記載された紙が貼られていました。
「はじまりは、おばぁの畑の島野菜」という題名。
内容をまとめると
昔から今も変わらず大宜味村のおばぁ達が大事に育てた新鮮な野菜。
そのみずみずしい味覚にインスピレーションを得て、土や海とともにある暮らしのリズムと生きる知恵を、工夫した料理にのせて伝え残していきたいという思いから、1990年にお店をオープンしたとのことです。
詳しくは笑味の店 公式ホームページをご覧ください。
下に掛かっているのは、畑仕事でおばぁ達が被っている帽子でしょうか?
ワンポイントでビビットな柄の布地が縫われていて素敵でした!
『笑味の店』の店内
入り口から店内に入ると、とてもお洒落な癒し空間が広がっていました!
いつもは並ぶこともあるほど賑やからしいですが、本日は雨ということもあり、店内は私たちの他に2組のお客さんが食事をしているだけでした。
普段は団体客が増えてきている影響もあり、食事の提供ができない可能性があるとのことなので、前日か遅くともその日の午前中までには予約の電話を入れたほうが確実みたいですよ!
木の食卓は手作りでしょうか?とても可愛らしいです。
余裕をもったスペース配分で食卓が配置されているので、圧迫感がなく落ち着きますね。
わたし達は照明がお洒落な奥の席に案内されました。
木の照明が暖かみを演出してくれて、まるで現実と隔絶された世界にいるかのようです。
テーブルの上には真っ赤なハイビスカス。
女の人が絶対喜ぶ演出です!
他に目についたのは・・・何やら青いバインダーがありましたがメニューではなさそうです。
中を見ると、食事をした方々の感想や思いが綴られていました。
みなさんの優しさと満足具合が窺える文章にホッコリ。
店内を散策すると、飲み物コーナーが。
その下の棚には、沖縄や大宜味村に関する雑誌がずらり。
店内の壁に目をやると、「笑味の店」を紹介した雑誌の切り抜きを発見しました。
「モーイ豆腐」という沖縄の伝統料理のことが詳しく載っているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
「モーイ豆腐」は親戚のおばちゃんの得意料理で、食に興味がない父の数少ない好物の一つでもあるので、興味津々なわたしはジーっと読みふけってしまいました。
お食事メニュー
席に座ってすぐに、店員さんがメニュー表を渡してくれました。
手作りの表紙が良い味を出しています。
下の方に「まかちぃくみそぅれ」という言葉が
どういった意味なんでしょうか?
表紙をめくるとその答えが。
沖縄の言葉で「おまかせ下さい」という意味でした。
「おまかせ下さい」に「山原の自然・味・人をまるごとお味わい下さい。」という文言。
店主の思いが伝わってきますね!
そういえば店内に入ってすぐの所にも「まかちぃくみそぅれ」の看板が掲げられていました。
ではいよいよ食事メニューを見ていきます。まず最初にランチメニューが。
ランチメニューは「まかちくみそぅれランチ」¥1100(税込)と「じゅうしぃランチ」¥700(税込)の2種類。
どちらも品数が多くてとても美味しそうです!
わたしはシクワーサーのジュースが飲みたかったので、「じゅうしぃランチ」を注文。
母と嫁さんは「まかちくみそぅれランチ」を頼むことに。
ランチ以外の食事メニューです。
個人的にはひらやーちーが気になりました。
ひらやーちーは簡単に言うと沖縄版のチヂミといったところで、チヂミよりもモチモチ感があるので、食べ応えがあってとても美味しいです。
「今度来た時は絶対食べよう」と密かに決意するわたし。
「お持ち帰り用ー山原じゅうしぃ弁当」は持ち帰れるので、食後でも「まだまだ食べれる!」と言う方にはお土産としていいのかもしれません。
飲み物のメニューはこちらの4種類。
目についたのが、「食べる山原フルーツジュース(ホット)」
村内の現役高齢者の方が生産したタンカンと、シークワサー、ドラゴンフルーツを使用しているという贅沢さ!
めっちゃ気になります!
今度ティータイムに来て飲んでみたいと思います。
デザートメニューも沖縄感満載でとても秀逸!
後で詳しく書いていますが、「サーターアンダギー」と「タピオカアンダギー」は本当に美味しかったです!!
「ぜんざい」がとても美味しそうだったので、甘禁の身ながらも隙をみて注文しようとしましたが、嫁さんに止められて泣く泣く断念・・・
本当に残念でした:::。
人気ランチを実食
店内を散策していると待ちに待ったランチが運ばれて来ました。
「うわっっ!」と思わず声をあげる嫁さんとわたし。
それもそのはず。
写真で見るよりも全然美味しそうで、とんでもない品数!
「まかちくみそぅれランチ」にいたっては、なんと14品もありました!
まずは「じゅうしぃランチ」です。
どれもこれも美味しかったですが・・・・
一品ずつ説明していきます!
『A:和え物』・・・にが菜の苦さと島豆腐のまろやかさが不協和音にならずに絶妙!そして口の中に広がるにが菜の苦さと赤味噌汁がとても合いました。
『B:ゴーヤーチャンプルー』・・・少量のツナに卵焼き・かつおぶしをまぶしたゴーヤというシンプルな組み合わせ。薄切りにしたゴーヤはとてもアッサリしていて苦味なくおいしいです!
『C:漬物』・・・ウコンで色付けしたものと、もう一つは赤シソ?で色付けされた2種類のだいこんの漬け物。爽やかさとボリボリした食感を味わえます。
『D:キビナゴ』・・・安定の味。一品魚があるのは嬉しいです。
『E:カスピ海ヨーグルトのフルーツソースかけ』・・・弾力のあるヨーグルトに濃厚なフルーツソースが美味!シークワサーの皮が練りこんであるソースは、酸っぱさと苦さが代わるがわる顔を出してきて、口の中でとがるような濃厚な味。ヨーグルト自体がサッパリしているので、口直しとしては最高級。個人的にはラフテーと赤味噌汁の合間に挟む食べ方が「一番おいしい食べ方」だと思いました。
『F:サーターアンダギー』・・・珍しいシークワサー味です。今まで食べたことのない味わいで、本当に美味しくてビックリ!食べた瞬間はシークヮーサーが口の中に広がって来ますが、すぐに普通の味に戻るという、2面性が気に入りました!
『G:タピオカアンダギー』・・・衣は薄いのでカリッとしていて、中身は高級餅のようにひっつかない良質の柔らさ。甘すぎないところも秀逸でした!
『H:やんばる硬ジューシー』・・・ニラが練りこまれていますが、それ以上にニンニクの良い風味がするので、にんにくすりおろしが入っているのかな?ガーリック好きのわたしはとっては大満足。ご飯がもちもちで、ニラの他には昆布と柔らかいニンジンが入っていて、とても食べ応えがあります。
『O:シークワサージュース』・・・とても濃厚。白砂糖を使った変な甘さではなく、果汁をそのまんまジュースにしたという感じでした。甘さ控えめでサッパリ感がクセになります!
続いて「まかちくみそぅれランチ」です。
A〜Hは「じゅうしぃランチ」と同じなので割愛します。
『I:玄米おにぎり』・・・玄米に黒米と小豆を混ぜた、超健康志向なおにぎり。味も美味しくてペロッと完食。
『J:笑味の麺』・・・わたしが一番美味しいと思った品です!一言で表すならば「冷たいもずくそば」。沖縄そばの細麺ともずくの酢がこんなに会うなんてビックリ!あっさりとしてとても美味しかったです!!
『K:パパイヤ炒め』・・・沖縄定番の家庭料理です。かつお節をまぶしており、アクセントになっていました。柔らかすぎずに適度な歯ごたえがgoot!
『L:ラフテー』・・・角煮は食べ応えがあり、味がしっかり染み込んでいて、添えられた野菜たちと一緒に食べると味のバランスがとれて、とても美味しいです。
『M:味噌汁』・・・豆腐とわかめのみのシンプルな赤味噌汁。味は濃ゆめですが、全体の料理がアッサリしているので、逆チェーサー的な役割としてバランスをとってくれる重要な存在!
『N:カンダバーウサチ』・・・カンダバーとは沖縄の方言でサツマイモの葉っぱという意味です。カンダバーは昔から沖縄料理に重宝されてきた、伝統の野菜。シークワサーの酸味が効いていて、とても爽やかで美味しいです。
一番人気のメニュー「長寿膳」は前日予約必須
今回わたし達がいただいたランチメニューは予約なしで注文できましたが、実は予約しないと食べられない一番人気のメニューがあるとのことです。
それは「長寿膳」というメニューで、名前からしてとても体に良さそうですね!
残念ながら今回は予約をしていなかったので実物を見ることはできませんでしたが、「長寿膳」の詳細が記載されたフライヤーがお店に置いてあったので、紹介したいと思います。
『長寿膳』 ¥1,750(税別)
豊富な品数で、どれも体に良さそうですね!
とても手間暇かけて作られているのがわかるメニューです。
今度行くときは絶対食べたい!と思いました。
そして持ち帰り用の「長寿弁当」も紹介します。
『長寿弁当』 ¥1,300(税別)
こちらも品数豊富でとても美味しそうですね!
『長寿膳』『長寿弁当』共に、「毎日食べれたらきっと100歳くらいまで生きれるんだろうなぁ」と思うくらいこれでもかというほどの健康食!
前日までの予約がないと食べられないので、『長寿膳』『長寿弁当』をご所望のかたは予約を忘れずに。
レジ横のお土産コーナー
お会計しようとレジに行くと、周りに所狭しと色々置いてありました。
お店のパンフレットやお土産が置いてありますね。
中でも注目なのが、「はちみつ」と「シークワサーポン酢」。
この地域で作られたもので、ここでしか買えない貴重なお土産です。
今回は見送りましたが、次回は様々な用途で使えそうな「シークワサーポン酢」を買いたいと思います。
そして、「笑味の店」店主の金城笑子さんを紹介したフライヤーもありました。
笑味の店の「笑」は、笑子さんの「笑」からつけたんですね!
その他にも、お土産コーナーがありました。
今回は時間がなくじっくり見れませんでしたが、配送も承っているとのことなので、興味のある方はレジ周辺に注目してみてください。
まとめ
「笑味の店」の良さは伝わりましたでしょうか?
従業員の方の接客も温かく、本当に良いお店なので、北部観光をする際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
わたしも今度はティータイムにおじゃまして、「食べる山原フルーツジュース(ホット)」と「ぜんざい」のリベンジを果たしたいと思います!
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